【クイーンC】田辺の“好きな馬”スイートサルサに注目

[ 2013年2月8日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=7日】大抵の騎手は調教の合間に、スタンドの控室や食堂で、次の調教まで休憩する。だが、馬に騎乗したまま厩舎の大仲(スタッフ控室)に戻る騎手もいる。朝一番の調教が一段落した午前7時半。寺下は小西厩舎に向かった。

 お目当てはクイーンCでスイートサルサに騎乗する田辺だ。今年10勝を挙げ、リーディング7位。鞍上は「運がいいだけ」とクールな姿勢を崩さないがパートナーの話になると、じょう舌に。「デビューから3戦騎乗して癖はつかんでいる。好きな馬なんだ」

 右にモタれる癖がある。前走・フェアリーSは直線で悪癖を出しながら、それでも勝ち馬と0秒1差5着。「右回りでラチ沿いを走れば面白いと思ったんですが、大外枠で…」。デビュー3戦は全て上がり3F最速をマーク。鞍上は「モタれず走れるかどうかだけ」と力を込めた。真っすぐ走れば、どれだけの切れ味を使えるのか、寺下はレースが待ち遠しくなった。

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2013年2月8日のニュース