【紅梅S】レッドオーヴァル3馬身差快勝 ルメールはJRA200勝

[ 2013年1月15日 06:00 ]

紅梅S勝利でJRA通算200勝を達成し、ファンに手を振るルメール

京都10R・紅梅Sはレッドオーヴァルが完勝。桜花賞の有力候補に名乗りを上げた。

【レース結果】

 重馬場をものともせず436キロの小柄な馬体がグイグイ伸びてきた。1番人気レッドオーヴァルが3馬身差で快勝。道中は後方で脚をタメると直線は馬群の外へ。内で踏ん張る先行馬をまとめてのみこみ、豪快に突き抜けた。ルメールが勝ちっぷりを絶賛する。

 「道中は馬場を気にするところはあったけどリズム良く運べたし、最後は素晴らしい脚を使ってくれた」

 02年に初めて来日したルメールはこれが区切りのJRA通算200勝。今週フランスから駆けつけた父・パトリス氏(58)の前でメモリアルVを飾って「ここまで長い道のりだったし、とてもうれしい。父がいるのは2週間だけ。決めることができて良かった」と喜びをかみしめた。

 もちろん、レッドオーヴァルにとっても大きな1勝だ。オープン特別のここで賞金を加算できるのは勝ち馬だけ。未勝利に続く2連勝で牝馬クラシックへ夢をつなげた。安田師は「きょうは体(マイナス8キロ)が10キロ以上減るのは嫌だったけどギリギリ踏みとどまってくれました。外からマクって強い競馬でしたね」と振り返り、今後については「放牧を挟んで1回使って桜花賞になると思います」との見通し。真冬の京都から桜舞う阪神へ。大舞台がハッキリ視界に入ってきた。

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2013年1月15日のニュース