中山競馬、降雪で5R以降中止 21日同時刻に再投票で代替

[ 2013年1月15日 06:00 ]

中山では降雪のため、5R以降中止の告知が張り出される

 首都圏を襲った大雪は中央競馬も直撃した。14日の中山競馬は降雪の影響により、5R以降の施行が中止となった。メーンのG3京成杯を含む5~12Rは、出馬投票をやり直した上で、来週月曜21日に同じ番組、発走時刻で行われる。

 14日の中山は1R発走時点で雨だったが、3R終了直後から雪に変わった。4R発走直前には芝コースにうっすら積もる状況だったが、ダート戦のため、そのまま施行。その後、雪の勢いが激しくなり、コース一面が銀世界に。4R終了後から天候調査に入り、対策会議の結果、正午に「安全な競馬施行に支障がある」として、5R以降の開催中止が決定された。

 4Rに騎乗した蛯名は「ゴーグルが曇って前が見にくい状態。危険だし中止はやむを得ない」。京成杯にフェイムゲームを出走させる予定だった宗像師は「馬の脚に雪がくっついてゲタを履いているような状態。残念だが仕切り直しですね」。同じくアクションスターが出走予定だった音無師は「いったん栗東に戻って出直す。えらいことになったが、天候なので仕方ない」と、諦め顔で競馬場を後にした。

 前売りで発売されていた中山5~12Rの馬券は全額払い戻しとなる。午後に予定されていたWIN5の発売も中止された。続行競馬となる21日はWIN5は発売されない。また、中止決定時点で中山競馬場にいた約9000人の入場者には、1年間有効な無料入場券が配布され、指定席料金は全額返還となった。

 雪による途中中止は、11年2月12日の1回小倉7日目で4R以降が中止となって以来2年ぶり。また、中山競馬の積雪中止は06年1月21日(1回7日目)以来7年ぶり。

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