【有馬記念】ルーラーシップ大出遅れ またまた3着も名手ガックリ

[ 2012年12月24日 06:00 ]

ゲート内で立ち上がり大きく出遅れるルーラーシップ

 ゲートが開いた瞬間、スタンドがどよめいた。天皇賞・秋、ジャパンC(共に3着)に続き、またもルーラーシップが6馬身出遅れた。何とか馬群に取り付き、道中は後方待機。4角で大外に持ち出し、懸命に差を詰めたが、ゴールドシップから1馬身半+首差の3着。3戦連続の銅メダルに終わった。

 「スタートが全て。厩舎サイドと話し、やれることはやったが見ての通りだ」。普段は陽気なウィリアムズも、さすがに言葉少なだ。熟慮の結果、レースでは使わなかったが、中間は特殊な馬具を用いてゲート内での駐立を徹底教育。だが、ゲートが開く直前に両前脚を上げる悪癖は直らなかった。ゲート再審査を課され、角居師は落ち込みを隠せない。「なかなか直せない、(人が)コントロールできないもの。重症です」

 香港でのG1勝ちはあるが、やはり国内のG1を勝ってこそ。来年へ、課題が残った。

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2012年12月24日のニュース