【JCダート】輸送クリア イジゲンの末脚を

[ 2012年12月2日 06:00 ]

 関東馬イジゲンはメンバー中、唯一の金曜輸送で阪神入り。到着翌日の1日朝は1時間、厩舎周りの運動で体をほぐした。

 池田調教厩務員は「輸送はいつも通りおとなしかったし問題なかった。環境の変化にも動じないタイプで、到着後はカイバを完食している。雰囲気は変わりなくいいですよ」と笑顔で話した。

 あとは課題のゲートをどう克服するか。前走の武蔵野Sはゲート内で両サイドの馬が暴れた影響もあり、3馬身以上の出遅れ。最後は次元の違う末脚で豪快に差し切ったが、G1メンバー相手にあの競馬では通用しない。中間は鞍上のムーアが、付きっきりでゲート練習を行ってきた。同厩務員は「練習では危ういところを見せない。2走前(秋嶺S1着)は周りの馬がおとなしかったし、うまく出てくれた。今回も無事に出てくれれば」と期待を寄せた。スタート決めて中団からあの異次元の末脚が使えれば、G1獲りも見えてくる。

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2012年12月2日のニュース