【JCダート】砂挑戦グローリーに御大・池江氏も後押し!

[ 2012年11月30日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=29日】先週のWIN5は2億円のビッグマネー。大波乱の立役者は東京9Rを最低人気で逃げ切ったヤマニンウイスカーに尽きるが、この勝利にスポニチ本紙評論家の池江泰郎氏が感慨深げ。というのは調教師時代のラストV(11年2月27日)が同馬だった。

 「それも定年となる最後の週。あれから勝っていなかったんだからね」。1年9カ月ぶりの雄姿も現場で観戦したという。「匠の視点」の取材で自宅を訪れた菱田だが、本題に入る前にヤマニンウイスカーの思い出話に耳を傾けた。「お母さんのマダニナを(仏国の)ドーヴィルで競り落とした時は約1億円もの高値に場内から拍手が起きたもんだ」と、現在は錦岡牧場の繁殖馬に一目ぼれした92年の出合いを懐かしんでいた。

 そろそろ本題を…ということでトゥザグローリーの初ダート挑戦について聞いてみた。なにせ母トゥザヴィクトリーのダート適性を見抜いて(01年に)フェブラリーS3着→ドバイWC2着と起用した人物だ。「芝をずっと使ってきてサッとダートへ、というのは母さんのトゥザヴィクトリーと似た起用。新鮮味があっていいね」と、ここまで言っただけでその先の解説は理解できた。

 予想も楽しんでいる。先週のジャパンカップは◎オルフェーヴル、○ジェンティルドンナで馬単ならハズレか…と思いきや匠は「この本命と対抗の馬単だけは折り返し」と書いてしっかり的中させている。心情的に応援したくなるはずのトゥザグローリーへはどんな印をつけるのだろうか。

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2012年11月30日のニュース