寺田師 ソルテの素質絶賛 JRA勢との対戦楽しみ

[ 2012年11月30日 06:00 ]

2歳重賞ハイセイコー記念を圧勝したソルテ

 【地方競馬です!!】今年も残すところ1カ月となり、2歳重賞戦線がいよいよクライマックスを迎える。大井前開催のS2ハイセイコー記念を3馬身差で制し、4戦2勝とした牡馬ソルテは、12月1日に短期放牧から大井帰厩予定。陣営は12月19日のG1全日本2歳優駿(川崎)を経て、来年のクラシックへ向かうプランを選択した。

 管理する寺田新太郎師(64)は80年代にアラブの名馬ミスターヨシゼンで重賞6勝。99年にトミケンブライトで東京3歳(現2歳)優駿牝馬、06年にもブラックムーンで同レースを制覇。長年にわたり「馬と相談しながらレースへ」を重視してきた。その師がソルテの素質を絶賛する。

 「まず心臓がいい。獣医さんが、こんなに凄い心臓はそうそうないと言うぐらい。レースで抑えも利くし、反応もいい。併せ馬の調教でも掛かることがなく、無駄な力を使わない賢さも兼ね備えているんだ」。重賞初Vは戦前の混戦模様の中、9番人気だった。しかし、敗れた2戦も新馬が0秒2差3着、初マイルの特別が0秒1差4着と、底を見せていない。鎌倉記念、平和賞を連勝をした同じタイムパラドックス産駒の船橋インサイドザパークや、JRA勢など強敵を相手にどんな走りを見せるか楽しみだ。(池田 裕文)

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2012年11月30日のニュース