【日本選手権】永井、3連覇へ開幕ダッシュだ!

[ 2012年10月31日 06:00 ]

選手権3連覇へ気合十分の永井

 川口オートのSG「第44回日本選手権」(優勝賞金2000万円=副賞を含む)は、31日に開幕する。一昨年大会(飯塚)、昨年大会(船橋)に続く前人未到の選手権3連覇にアタックする永井大介(35=船橋)が、初日12R「選抜予選」に絶好の3枠で登場。全レースがオープン戦で争われる伝統のタイトルだけに、初日から小細工なしの真っ向勝負でライバルをねじ伏せる腹づもりだ。

 多くのトップレーサーが重要な大会と位置づける選手権。永井にとっても例外ではない。一昨年大会(飯塚)の優勝時には、SGグランドスラムの偉業を成し遂げたにもかかわらず「選手権を勝てたことがうれしい」と表現したほどだ。

 前検日(30日)は「(選手権を)2回勝つのは凄いこと」とおどけて周囲の笑いを誘っていたが、もちろん気合は十分に入っている。

 川口では8月上旬から走路改修が実施され、新走路となってまだ2節目だが「練習では食いついていた」と特有の走路状態をじっくりと確かめていた。「ゴツゴツした走路よりも新走路の方がいい」とスピード戦になりそうなムードも歓迎だ。

 前節は浜松一般戦で貫禄のV。もちろん、SG仕様の仕上がりは不可欠で上積み作業へ汗を流す5日間となるが「トップスタートでいい展開をつくりたい」と力強く勝利への意欲をのぞかせた。大きな注目を集めるであろう選手権3連覇について「プレッシャーはないが、チャレンジできる喜びは感じている」と胸を張る永井が、まずは初日12Rで今シリーズに懸ける思いをぶつける。

 初日は、前年覇者(永井)と選考上位23人による10~12Rの「選抜予選」をメーンに争われる。9月のオートGP(飯塚)に続くSG連覇を目指す高橋貢、今月のG1オート祭(船橋)を制するなど近況Vラッシュの中村、9月のオートGPで惜しくも優出2着の荒尾らがV争いの中心的存在となる。

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