【菊花賞】ブリランテ回避 右前脚に熱 矢作師「申し訳ない」

[ 2012年10月19日 06:00 ]

18日朝、厩舎周りでの運動を終え、馬房に戻るディープブリランテ。この後、レース回避が決定

 菊花賞での2冠を目指していたダービー馬ディープブリランテ(牡=矢作)が18日朝の運動後、右前脚に熱を持ったため、同レースを回避することが決まった。

 厩舎に記者を集めた矢作師は、「右前脚に熱感がある。歩様の乱れや腫れは見られず、普通の馬なら使って使えないことはない。ただ、将来のある馬。ここで無理してつぶすわけにはいかない」と経緯を説明。「楽しみにしてくれていたファンの皆さんに申し訳ない」と悔しさをにじませた。

 19日に精密検査を受け、近日中に栗東近郊のノーザンファームしがらきへと放牧に出される予定。「年内に使うことはないと思う。来年の復帰を目指すことになる」とした。

 同馬は春にダービーを制覇した後、イギリスのキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに遠征して8着。ぶっつけ本番の菊花賞に向け、17日にCWコースで7F96秒4~1F12秒2の猛時計を出したばかりだった。10年のダービー馬エイシンフラッシュ(藤原英)も、最終追い切り後に左トモ(後肢)筋肉痛のため、菊花賞を回避している。

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2012年10月19日のニュース