人気低迷打開なるか?女子競輪、平塚で48年ぶりに復活

[ 2012年6月29日 18:48 ]

 女子競輪「ガールズケイリン」が7月1日、神奈川県の平塚競輪場で開幕する。1964年に廃止された女子による競輪が48年ぶりに復活する。

 3月に日本競輪学校を卒業した女子第1期33人のうちの14人が、平塚で7月3日まで行われるナイターでの開催でデビュー。同学校卒業記念レース覇者の加瀬加奈子(新潟)、スピードスケートで2度五輪に出場した渡辺ゆかり(山梨)、元教員で最年長50歳の高松美代子(神奈川)らが距離1600メートル(4周)のバンクを7車立てで争う。

 女子は各日2レースが組まれ、車券も発売。第2日までの予選着順ポイントの合計で上位7選手が最終日の決勝に進む。

 五輪など国際大会ルールに準拠。押し合いなど危険走行に対する失格規定は男子よりも厳しい。

 女子競輪は戦後間もない48年に誕生。選手登録が700人近い時代もあったが、選手間の実力差が大きく、配当も低いため次第にファン離れが進み、結婚や出産などによる選手不足もあって15年余りで廃止に追い込まれた。しかし、売り上げが減少し人気が低迷している現状の打開策などとして、ほぼ半世紀ぶりに再開されることになった。

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2012年6月29日のニュース