【大井・東京ダービー】サハラ２冠へ万全の態勢

　南関東３冠ロード２戦目のクラシック「第５８回東京ダービー」が６日、東京・大井競馬場のナイターで行われる。羽田盃を８番人気で快勝したアートサハラは万全の態勢で２冠達成に挑む。

　重賞初挑戦の羽田盃で文句なしの戴冠を果たしたアートサハラが、クラシック連勝へ抜かりなしだ。２歳時はマイルの新馬で５馬身差圧勝。年が明けてからは【３１１０】と着実に素質を開花させている。父は０１年菊花賞、有馬記念、０２年天皇賞・春を制したマンハッタンカフェ。母アートロマンは、０３年に牝馬重賞を連勝のアートブライアンや、０７年東京ダービー小差４着のアートルマンを送り出している南関ゆかりの血統。

　２日の最終追い切りに騎乗した青柳厩務員は「また力をつけた感じ。全体的にボリュームが出てフットワークが力強くなった」と高い評価。

　荒山師も「状態はいい意味で平行線。レース運びはうまくなってきているし、悔いのないレースをしたい」と力を込めた。