【ユニコーンS】関東に新星!ストローハット 完勝で重賞初制覇

[ 2012年6月4日 06:00 ]

<第17回ユニコーンS>レースを制したストローハット

 「第17回ユニコーンS」が東京競馬場で行われ、1番人気のストローハットが直線抜け出し、重賞初制覇を飾った。55分前に発走した安田記念と騎手、厩舎が同じなら馬番まで同じ。福永に導かれた堀厩舎のストローハットが、ゼッケン4番着用の栗毛の馬体を躍らせる。道中は10番手で折り合い、直線豪快にストライドを伸ばした。2着オースミイチバンに1馬身3/4差をつける完勝ゴールだ。

 「前がバッチリ飛ばしてくれたから競馬がしやすかった。いい流れになった。力があるのは分かっていたし思い通りのレースができた」。福永は満足そうな笑顔で振り返った。

 今春のクラシックロードでは共同通信杯4着、スプリングS8着と結果が出せなかったが、ダート戦に矛先を替えて500万に続く連勝。「ダートホースの走りをしている」(福永)の言葉通り、砂の舞台で一変した。英語で「麦わら帽」と名付けられたフジキセキ産駒。調教師が会見を拒否しており、今後については不明だが、関東馬のユニコーンS制覇は08年ユビキタス以来4年ぶり。関東期待の新星が出現した。 

 ▽ストローハット 父フジキセキ 母ウォートルベリー(母の父スターボロー)牡3歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・金子真人HD 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績7戦3勝 総獲得賞金5578万1000円。

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2012年6月4日のニュース