【弥生賞】コース熟知メイショウカドマツ波乱起こす

[ 2012年2月29日 06:00 ]

<弥生賞>中山2000メートルを知り尽くしているメイショウカドマツ

 メイショウカドマツは前走の寒竹賞で逃げ切り。5番人気の伏兵ながら、ポンとハナを奪うと道中突かれながらもリズム良く進んで、危なげなく押し切った。今回と同じ中山2000メートルの舞台で勝てたのは大きく、クラシック主役級が相手となる今回も決して侮れない。藤岡健師が自信をにじませた。「コースを経験している強みはある。皐月賞のためにここまで中山2000メートルを使ってきているので、ここで出走権は獲りたいね」。ここ3戦は全てこの条件。コースを知り尽くしているこの馬がここも先行してペースを握る。

 「以前は最後に頭が上がってしまって差されることが多かったけど、調教ではそのへんを意識して矯正したことでフォームが変わってきた」。前走を見ても直線で後続との差を広げ、そこからがまた粘り強い。「あのあたりが変わってきたところだよね」と目を細めた。クラシックをにぎわす新たな刺客誕生の予感がする。

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2012年2月29日のニュース