【JCダート】トランセンド最終調整も加減なし

[ 2011年12月4日 06:00 ]

<JCダート>連覇へ万全のトランセンド

 連覇を狙うトランセンドは最後まで攻めの姿勢を貫いた。坂路の最終調整は1F18秒0のゆったりとしたペースでスタート。3F目までほとんど変わらないラップで進んだ。だが、このまま終了かと思われた残り1Fから急加速。ラスト1Fは13秒4。追い切りのようなスピード感あふれる動きで駆け上がった。「いつも通りの調整」と安田師は涼しい顔だが「本当にいい状態がいい」だからこそ、加減なしで調教できる。「どんな競馬になるか分からないが、外枠は克服してくれるだろう」。その表情には自信がみなぎっていた。

 昨年はこのレースを制しながら、最優秀ダートホースの座をエスポワールシチーに譲った。今年は既にG1・2勝。「ここを勝てばタイトルが見えてくる。昨年はチャレンジャーだったが今年はチャンピオン」という師の言葉には、今年のダート戦線をけん引してきた誇りが凝縮されている。

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2011年12月4日のニュース