【鳴尾記念】久々でも!レッドデイヴィス重賞3勝目

[ 2011年12月4日 06:00 ]

<鳴尾記念>力強く馬群を抜け出すレッドデイヴィス(左から2頭目)

 久々も関係なし。阪神土曜メーン・鳴尾記念は4番人気レッドデイヴィスが後方から鋭く脚を伸ばし快勝。シンザン記念、毎日杯に続く重賞3勝目を飾った。勝利に導いたデムーロは日本語で「素晴らしいです」と一言。京都新聞杯10着後に右第1指骨剥離骨折が判明して休養。7カ月のブランクも楽々とクリアしたパートナーを称えた。

 「実はきょうは(土曜の騎乗数が)4鞍しかないことに落ち込んでいたんだ。でもこの馬で、母(ラファエラさん)の誕生日に勝てて良かった」

 道中は後方から。ゲートが最後入れだったため、スタートの反応が鈍かった。それでも慌てず、直線は外からグイグイと伸びて差し切った。見届けた音無師は「根性があるね」と絶賛。「後ろの馬に有利な流れではなかったし、久々で最後は差を詰められたけどギリギリ粘ってくれた」と愛馬の能力の高さをあらためて感じ取っていた。

 今後は有馬記念(25日、中山)に駒を進める。シンザン記念では3冠馬オルフェーヴルを負かした素質馬が高らかに復活。暮れの祭典に楽しみな馬が名乗りを上げた。

 ◆レッドデイヴィス 父アグネスタキオン 母ディクシージャズ(母の父トニービン) セン3歳 栗東・音無厩舎所属 馬主・東京ホースレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績9戦4勝 総獲得賞金1億3080万9000円。

 

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