【京王杯２歳Ｓ】モンストール“死角なし”！

＜京王杯２歳Ｓ＞フラワーロック（手前）と併せ追い切るモンストール

　京王杯２歳Ｓの追い切りが９日、美浦、栗東トレセンで行われた。新潟２歳Ｓに続く、無傷の３連勝を狙うモンストールは主戦・柴田善を背に坂路で素晴らしい動きを披露した。

　まずＷコースで脚慣らしをして負荷を掛け、フラワーロック（３歳１０００万）を３馬身追走。僚馬も好調とあってキビキビと飛ばしたが、残り２００メートルで１馬身差まで詰め、１００メートルで並び、ゴール前では計ったように併入に持ち込んだ。タイムは４Ｆ５１秒８～１Ｆ１１秒５。１１秒５は、この日の美浦坂路ラスト１Ｆでは最速だ。

　「しまいが凄く切れた。順調なのが一番で、今回どんな競馬をするか楽しみ」と柴田善。尾関師も「しまい重点とはいえ最後は速かった。スピードの絶対値が高く、コントロールもしやすい。２歳の今の時期では大きなアドバンテージだろう」と完成度の高さに胸を張った。