相馬市出身の高野毅　東北復興願い盛岡初参戦

地方競馬です！！

　東日本大震災が起こった今年は、１０月１０日を「岩手競馬を支援する日」とし、盛岡、大井、ＪＲＡ東京を中心にさまざまなレース、イベントが行われる。その１つ、東北ジョッキーズＣの出場騎手が２９日に発表された。全国の東北出身騎手が盛岡に集い、２戦（９、１０Ｒ）の合計得点で順位を決める騎手招待競走だ。大井からは相馬市出身の高野毅が盛岡初参戦。「こういう機会がこれからも続いていてほしいし、協力したい。僕も岩手や全国各地の人がどんな騎乗をするのか楽しみ。競馬ができる喜びをかみしめながら騎乗します」と語った。

　復興祈念重賞・絆カップ（盛岡ダート１４００メートル）には船橋リュウノボーイ、地元の岩鷲賞馬マイネルプロートスなどがエントリー。また“岩手の看板”南部杯を実施する東京や、大井では岩手物産展、観光ＰＲを実施。盛岡、大井では南部杯、絆カップ、大井・ＯＲＯパーク賞の勝ち馬当てクイズ「ＷＩＮ３」も。盛岡では被災地支援として１０月９、１０日に津波被災市町村支援競走を計１２競走組んで義援金を拠出。被災地を巡回してきた復興炊き出しキャラバン「いわて三陸・復興食堂」も初めて県内陸部で開催される。テーマは「絆　競馬で心がひとつになる日」。しばらく“ライブ”から遠ざかっていた人も競馬場に足を運んでみてはどうだろう。（池田　裕文）