【オールカマー】カリバーン一叩きして切れＵＰ！

＜オールカマー＞重賞初制覇に挑むカリバーン

　中山メーンは伝統の重賞オールカマー。勢いに乗る４歳カリバーンが初重賞Ｖを狙う。昨秋の１０００万からオープン特別まで３連勝。初めて重賞に挑んだ前走の札幌記念でも０秒３差の５着に踏ん張った。７カ月ぶりの実戦に加え、定量戦で強豪と同じ重量を背負って、この着差なら評価できる。川又助手は「初めての洋芝が合わなかったみたいだけど、差のない競馬をしてくれた。使って体の切れが出てきたし確実に上向いている」と巻き返しを誓う。

　火曜は坂路（４Ｆ６５秒２）から南Ｄ（ダート）コースに入れて、直線だけサッと流した。「追い切り前日にしまいを伸ばすのはいつものパターン。上がってきた時の感じからも、８、９割はできている。入厩当初から柔らかく力強い走りをしていたし、センスがあると感じていた。今回はさらに期待が懸かるね」と自信を口にした。秋の飛躍へ、ここが試金石の一戦となりそうだ。