【MB記念】瓜生、まくって圧勝!今年SG2V

[ 2011年8月29日 06:00 ]

<MB記念>優勝し、南明奈から祝福される瓜生正義

 ボートレース福岡のSG「第57回モーターボート記念」は28日、12Rで優勝戦が争われた。オール九州地区勢による激突で注目が集まったが、レースはカド4コースの瓜生正義(35=福岡)が、コンマ00のタッチスタートからパワフルにまくって圧勝。SG通算5回目の優勝を飾った。瓜生は6月のグラチャン(児島)に続いて今年SG2V。出畑孝典と岡崎恭裕はいずれもFに散った。

 地元ファンの熱い期待を背負ってプレッシャーの中で迎えた優勝戦。瓜生が4コースからまくって勝ち名乗り。強い姿を見せつけた。だが、優勝インタビューが始まっても表情は硬い。やはり2艇のフライングという事故が影響していたことは間違いない。

 今シリーズの瓜生の安定感は群を抜いていた。予選は堂々のトップ通過。準優は1マークで艇を浮かせて、岡崎に差しを許してしまった。1着クリアなら1号艇が手に入るはずだったのが4号艇に。それでも「足は全てがトップクラス」とエンジンの仕上がりについては絶対的な自信を持っていた。インタビューが進むうちに少しずつ、いつもの人懐こい瓜生の優しい顔が戻ってきた。サプライズで、家族の登場には「まさか現れるとは思っていなかったので…。あのときはちょっとウルッときましたね。やばかった」と話した。

 6月の児島・グラチャンに続き今年SG2勝目。これで獲得賞金も1億円を突破、池田を抜いてトップに立った。「とりあえずは2日間ゆっくりと休みます」。6日間の激闘は肉体はもちろん精神的にもきつかったはず。しっかり疲れを癒やして次の戦いへ。瓜生は最高のリズムで暮れの大一番・賞金王決定戦へ突き進む。

 ▼優勝戦VTR 進入はS展示が213・456で、本番は123・456。インの出畑と3コースの岡崎がスリットオーバー。それでも、タッチSの瓜生が4カドからスロー勢3人をまくり切る。差した峰と篠崎による2着争いは、2Mで篠崎を差した峰に軍配。

 ◆瓜生 正義(うりゅう・まさよし)1976年(昭51)3月5日生まれの35歳。福岡支部所属。95年4月20日登録の76期生。同期は原田幸哉、魚谷智之、横西奏恵ら。通算49V(SG5V、G17V含む)。MB記念の優勝は初めて。1メートル59、48キロ。血液型A。

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