【新潟記念】キングリー盾獲り見据え「2着じゃダメ」

[ 2011年8月25日 06:00 ]

 重賞2勝の実力馬ヤマニンキングリーがCWコースで活気みなぎる動きを披露した。ジニオマッジョーレ(5歳1000万)を約1秒追い掛ける形でスタートしたが、4角手前では早々と並びかけ、フィニッシュでは悠々と4馬身先着。自ら感触を確かめた河内師が手応えを口にする。

 「サッとやるつもりやったけど、(速い)時計が出てしまったね。それだけ状態がいいんかな」

 一昨年の秋以降は8戦連続して馬券圏外と不振にあえいだ。しかし7カ月半の休養を挟んだ前走・小倉記念が見せ場十分の4着。指揮官は体調回復が最大の好走要因と見ている。

 「間隔を空けたことが良かった。去年の秋に比べると全然違う。心身ともに入れ替わった感じやね」

 この先には秋の大舞台を見据える。「勝てば秋の天皇賞に使える。2着じゃダメ。勝ちたいね」。まさに必勝態勢。あのブエナビスタを破った一昨年の札幌記念以来、2年ぶりの白星となれば、グッと視界が開けてくる。

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2011年8月25日のニュース