【MB記念】今村V2前進「ギア調整やり直し上向き」

[ 2011年8月25日 06:00 ]

<MB記念>9位タイと好位置につけた今村豊

 前年覇者の今村豊(50=山口)が、予選2日目を終了して得点率7・33で9位タイと好位置につけた。初日のDR戦こそ5着だったが、2日目は1、3着と巻き返しに成功。タイトル連覇へモーターにも十分なパワーが備わっている。当地前回SGの09年笹川賞では、優勝戦1号艇を手にしながら瓜生正義の差しに屈して2着。3日目の1回乗り(12R1号艇)も勝って、2年前の雪辱へ前進する構えだ。

 前検日(22日)の今村は「確かにいい部類の感触だった」とプラスコメント。ところが、初日(23日)のレース後は「大したことはなかった」と一気にトーンダウンしてしまった。そして迎えた2日目。前半3Rは、2コースから1M差しハンドルを入れると、2Mで平尾を差してシリーズ初白星奪取に成功した。後半11Rの企画レース「MB記念歴代覇者対決」では1M果敢にまくった後、流れて4番手を強いられたが、慌てずに追い上げて3着を確保した。「2日目前半の後にギア調整をやり直したら上向いていた。回り足を中心にまずまずの手応え」と、コメントが日々大きく変わる今村だが、予選クリアへそろそろ高いレベルでパワーを落ち着かせておきたい。

 2日目を終了して得点率トップは瓜生。さらに出畑、篠崎、岡崎、藤丸、鳥飼ら地元勢がパワフルな動きでシリーズを席巻している。ほかではドリーム男の池田を筆頭に山口、峰、今垣、山田ら得点率上位陣もパワーの裏付けは十分。

 一方、初日ドリーム組では松井、横西、浜野谷の3人が2連対を果たせず苦戦している。特に関東期待の浜野谷は早くも予選突破がかなり厳しい状況になってきた。さらに有力どころでは重野、菊地、井口、湯川、魚谷らも低迷している。

 2日目も初日に続き1~6コースの選手がそれぞれ白星をマーク。1コースはわずかに2勝と“イン受難”の流れが続いている。

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2011年8月25日のニュース