女性最多勝 宮下騎手が引退会見「後悔ない」

[ 2011年8月16日 16:50 ]

引退の記者会見で笑顔を見せる宮下瞳騎手

 女性騎手の日本最多勝記録保持者で地方・名古屋競馬所属の宮下瞳騎手(34)=鹿児島市出身=が16日、名古屋競馬場で現役引退の記者会見を開き「馬が好きで続けてきた。後悔は全くない」と晴れやかな表情で話した。

 宮下騎手は1995年10月にデビュー。2005年7月には、益田競馬(島根県)で活躍した吉岡牧子元騎手の記録を塗り替える351勝を達成。地方競馬で通算626勝を挙げた。09年からは韓国に活躍の場を移したが、今年4月に帰国した後、引退を決意した。

 思い出のレースは09年8月に釜山で行われたKRA国際女性騎手招待競走での優勝。「初めてガッツポーズするくらいうれしかった」という。

 同僚で夫の小山信行騎手(42)との間に子どもを授かったばかりで、現在妊娠3カ月。「今後は夫を支えていきたい。子どもが騎手になってくれればうれしい」とほほ笑んだ。

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