【札幌記念】トップガン重賞Ｖ３へ「今回も挑戦者」

＜札幌記念＞重賞３連勝を目指すキングトップガン

　目黒記念、函館記念を連勝。８歳にしてついに完成期を迎えたキングトップガンが重賞Ｖ３に挑む。「前走は横山典騎手がうまく乗ってくれた。勝った後は無理せず１週間ほど楽をさせて札幌へ。うまくガス抜きができたし、少しずついい感じが戻ってきた」と野田助手。調整ぶりにも余裕があることが口調からもうかがえる。

　１０日の１週前追いは札幌ダート。単走、馬なりで４Ｆ５５秒２と軽いものだったが、伸びやかな四肢の動きは目を引いた。「多少太い雰囲気もあるが、あと２回追える。手元に置いての中３週だから調整は楽だね。本追い切りでビシッとやれば前走並みに仕上がる」と同助手は見通しを語った。

　アーネストリーの回避で再度、主役級の期待が集まる。勝てばサマー２０００シリーズの頂点も見えてくるが「タイトルは後から付いてくるもので意識はしない。今回も挑戦者の気持ちで」と冷静に締めくくった。