【七夕賞】夏女イタリアン 重賞初制覇!

[ 2011年7月10日 16:20 ]

 第47回七夕賞(10日・中山11R芝2000メートル・良17頭、G3)は7番人気のイタリアンレッド(牝5=石坂)が優勝し、重賞初制覇とサマー2000シリーズ初戦Vを飾った。勝ち時計は2分00秒5。

 各馬きれいに揃ったスタートとなった中から、押して出て行ったのは枠も利しての先行策エーシンジーライン。今回はハナを譲ることとなったキャプテントゥーレが2番手を進み、その直後にシャドウゲイト、サンライズベガらが先団を形成して1コーナーへ。向こう正面に入るとやや馬群が詰まり、中団にはアニメイトバイオ、タッチミーノット、イタリアンレッドが控え、徐々にペースアップしていった。

 内のジーラインをピタリとマークするように3、4コーナー中間からキャプテンが進出を始めると、コーナー出口ではゲイトも外から襲いかかる。中団勢からはアニメイト、イタリアンが手応え良くポジションを上げにかかった。

 直線に入るとキャプテン、ゲイトが先頭に立つが、外を回したイタリアンの伸び脚が良く、一気に前を捕まえる態勢に。さらに後ろから進出したタッチミーが最後に猛追を見せるも時すでに遅し。6~8月に5勝中4勝を上げていたイタリアンが、得意の夏場に重賞初Vを飾った。 

 クビ差の2着には坂を登り切ってから良く追いこんだタッチミーノット、さらに1馬身3/4差の3着にはアニメイトバイオが入線した。1番人気のキャプテントゥーレはいつもの粘り腰を発揮できず12着に沈んだ。

 ◆イタリアンレッド 5歳牝馬 父ネオユニヴァース、母バルドネキア。社台ファーム生産。馬主は(株)東京ホースレーシング。戦績は16戦6勝。

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2011年7月10日のニュース