【七夕賞】マッハ“中山”フェスタと接戦で心配無用!

[ 2011年7月8日 06:00 ]

<七夕賞>厩舎まわりで引き運動をするマッハヴェロシティ

 ターフライター・平松さとし氏の「キーマンの懐へ」は、七夕賞にマッハヴェロシティを送り出す武藤善則師(44)に迫った。

 ――マッハヴェロシティの最終追い切りは先行2頭の真ん中に入る形。

 武藤師 いつもは内から抜ける追い切りが多いけど、今回は馬群をさばく競馬をしなければいけないと思うので中に入れました。

 ――5F67秒7。最後は豪快に抜けましたね。

 2歳馬相手なので抜けたこと自体は驚きではありません。動きそのものがダイナミックだった点が評価できます。

 ――前走(エプソムC9着)は少しノメる感じ。

 良発表でしたけど、前日に雨が降って途中までは道悪。しかも内の悪いところを回らされてノメッてしまったようです。

 ――東京、新潟、阪神外回りと広いコースに良績。

 そうですね。左右の回りというより馬群をさばきやすいコース、つまり広い競馬場の方がいいのかもしれませんね。

 ――そういう意味で中山は好材料ではない?

 でも、中山は2回しか走っていません。金杯(15着)は出遅れたので度外視できるし、セントライト記念(09年6着)はナカヤマフェスタ相手に小差だったので、意外と心配ないかと思っています。

 ――レースぶりを見ていると器用さに欠ける。

 それはあるかもしれません。ただ今回は前が流れそうなメンバー構成。道中、縦長になって直線もバラけてくれるようなら出来の良さを生かして立ち回れると信じています。

 ――暑さにバテるような感じもない。

 真っ黒な馬の割に夏場はしっかり走っていますからね。大きい馬なので汗をかく暑い時季の方が素軽く動けるのかもしれません。

 ――鞍上は宮崎騎手に戻ります。

 前々走でいい騎乗をしてくれた。今回は小回りコースになるので、あの時みたいに中団につけてくれれば勝機はあると思います。

 ――ハンデ55キロは。

 できれば54キロにならないか?ともくろんでいたけど、大きい馬なので問題ないでしょう。期待しています。

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2011年7月8日のニュース