【戸田ダイヤモンドC】湯川“人気薄”に発奮V

[ 2011年6月8日 06:00 ]

 東日本大震災被災地支援競走「G1戸田ダイヤモンドC」優勝戦が7日行われ、湯川浩司(31=大阪)がまくって快勝。優勝賞金800万円を獲得するとともに来年3月の戸田総理大臣杯の出場切符を手に入れた。

 「オッズ板を見たら自分が売れてなかったのでやる気が出た」(湯川)。人気薄の表示が勝利への執念をかきたてた。「一発を狙っていた。勝つにはあれしかなかった」というこん身の先まくりは、イン中野と共に人気を背負った中沢のカド攻勢(F脱落)を封じ、昨年7月の多摩川周年以来7度目のG1勝利となって結実した。

 湯川にとって梅雨時は大好きな季節。07年のSG初制覇が6月開幕の戸田なら、続く08年の芦屋、さらに昨年の大村とすべて、この月のGC決定戦を制している。他選手が嫌がる湿気の中での調整法に絶対的な自信を持ち、自らも「湿気王子」と言うほどだ。

 この勝利で首都圏4場のG1を総なめにした湯川の次の標的は今月11日に初日を迎える江戸川周年。さらに21日からの児島GC決定戦へと“梅雨男”の稼ぎどころが続く。

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2011年6月8日のニュース