ゴール手前追わず…黛騎手「油断騎乗」で騎乗停止

[ 2011年2月27日 06:00 ]

 26日の小倉12Rでメジロガストンに騎乗した黛弘人騎手(25)は、決勝線手前で先頭に立った際に2完歩ほど追う動作を緩め、馬上で立ち上がるような体勢となり、ショウナンスマイルに鼻差かわされ2着に敗れた。同騎手は「手綱が長かったので持ち替えようとしてあのような格好(上体を起こした体勢)になってしまいました。不正な意図はありません」と語ったが、JRAはこの行為を「油断騎乗」と判断。27日から3月28日まで30日間(開催9日間)の騎乗停止処分を下した。

 JRAの清水智之・裁決委員は「本人への事情聴取およびパトロールビデオを精査した結果、著しく注意義務を怠った騎乗と認めた」と処分を説明。同騎手は27日の小倉12Rメジロチャンプに騎乗予定だったが田辺に乗り代わる。

 最近では今年1月23日、小倉11Rで田辺騎手がゴール手前の御法について過怠金10万円を科された。93年5月15日、新潟4Rで3位入線と思い込んだ土谷騎手が手綱を緩め後続馬に抜かれ4着となり、「油断騎乗」で翌16日から騎乗停止4日間の処分を受けたケースがある。

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2011年2月27日のニュース