【すみれS】ロッカヴェラーノ地元で巻き返し

[ 2011年2月23日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=22日】クラシック出走を狙う3歳馬に、この時季の500万やオープンは激戦区。賞金加算を目指し必勝の構えで臨んでくる。坂田が向かったのは調教スタンド2F。望遠鏡を手に、じっと管理馬を見守る中村師に1勝馬ロッカヴェラーノについて聞いてみた。「勝っておきたいけど、この馬自身の成長が大事。条件に合ったところを使う。すみれSでいくよ」と慎重な口ぶり。アーリントンC、水仙賞にも登録。相手関係を見ながらのレース選択かと思いきや「気持ちはここ一本だった」という。

 初戦は小倉芝2000メートルでレコード勝ちも、2戦目は7着。「この前は残念だったけど素質はあるよ。オープンで活躍できる馬だと思う」と前向き。体質の弱さが残るだけに、長距離輸送のない関西圏、そしてゆったりと運べる2200メートル戦を選択。「覚えておいた方がいい馬だね」と話す中村師の言葉が印象に残る。

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2011年2月23日のニュース