【京成杯】抽選突破にほほ笑むマリア様

[ 2011年1月14日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・13日=栗東】京成杯は最終的に賞金400万円の馬が「16分の14」という抽選で、2頭のみが除外になる比較的、緩いものだった。それでも朝に仙波が取材していると、マリアビスティーの追い切り後に渋田助手が「何頭が除外?ぜひとも出走させたいから」と随分と気をもんでいた。

 牝馬ながら牡馬相手の2000メートル重賞に挑戦、しかも勝算あり。それほどまでに具合がいいからこそ、除外の確率が低くても気が休まらなかったのだろう。「きょうはまたがった瞬間から、全てが違った。昨年の秋は肩に硬さもあったけど、今は凄く柔らかみがあるね。心身ともに成長していると思う」と弾むようなコメントが返ってきた。坂路追い切りは4F52秒5、ラスト1F12秒5。時計も上々なら気配も秀逸。「動きも抜群だったよ」と力強い。午後3時、マリアビスティーは無事、抽選をクリアして出走が確定。牝馬の大仕事に期待をかけたくなる。

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2011年1月14日のニュース