大井の鷹見師 ヤサカファインで中央殴りこみ

[ 2010年12月3日 06:00 ]

中央のカペラSに挑戦する大井のヤサカファイン

 【地方競馬です!!】3連単171万馬券の波乱となった勝島王冠(1日)の余韻が残るTCK。10番人気スーパーパワーを勝利に導いた大井・鷹見厩舎が今度は中央重賞カペラS(G3、12日、中山ダート1200メートル)に伸び盛りの4歳牡馬ヤサカファインを送り込む。

 9月のスポニチ盃アフター5スター賞で重賞初制覇。G2東京盃では、のちのJBCスプリント馬サマーウインドを鼻差まで追い詰めた新星だ。鷹見浩師(45)は「1000メートルは距離不足、地元に適鞍もなく、このへんで遠征するのも馬にとっては勉強になるかなと。来週の追い切りはビシっとやる予定。格好いいレースを期待していますよ」と笑顔を見せた。
 06年暮れの初出走から実質4年目の今年、同馬で初重賞をつかむと、次開催のトゥインクルレディー賞もヒロアンジェロで制覇。そして勝島王冠。大井リーディングでは2日現在38勝で首位を走っている。「確かに今年はいい位置にいる。でもあまり気負わない方がいいかなと。年の区切りなどで気持ちを締め直すことも必要かもしれないが、一番大事なのは日々の積み重ね。馬の仕事は特にね」と鷹見師。結果はあとからついてくる…そんな典型なのだろう。(池田 裕文)

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2010年12月3日のニュース