【マイルCS】ダノンヨーヨー出来に太鼓判

[ 2010年11月21日 06:00 ]

前日調整を終え、レース用の蹄鉄を装着されるダノンヨーヨー

 今夏最大の上がり馬・ダノンヨーヨーの真価が問われる一戦だ。土曜朝の前日調整は坂路を1本。しっかり手綱を抑えられ、1F17秒前後のラップながら、今にもはじけそうな雰囲気で駆け上がった。馬体の張りも抜群。井助手も「追い切り後も状態はいいですよ」と出来に太鼓判を押す。しかし、にわかに不安材料も出てきた。課題のイレ込みだ。

 「使い詰めだし、ちょっとイライラしてきたな。癖がある馬だし、追い切りでスミヨンに確かめてもらえなかったのも心配」
 確かに前々走からは中2週→中3週のハードローテーション。気難しい馬だけにそろそろプッツンしてもおかしくないところだ。まして右ムチを打てば右へ、左ムチを打てば左へと、珍しい寄れ方をするタイプ。当初、最終追い切りにまたがる予定だったスミヨンの来日が遅れ、稽古も含めてレース当日が初騎乗となるのもマイナスと言える。それでも井助手は前向きに締めくくった。
 「今さら言っても仕方ないし、まずはレースまでケガなくいくことだね」
 出来の良さでG1も奪ってみせるのか。それとも―。まずはパドックでの気配に注目だ。

続きを表示

2010年11月21日のニュース