【桜花賞】アニメイトバイオ道中我慢で末脚サク裂だ

[ 2010年4月7日 06:00 ]

桜花賞こそ念願の1着が欲しいアニメイトバイオ

 全休明けの6日、アニメイトバイオの馬上には内田の姿があった。「なかなか火曜に顔を出すことはないんだけどね。あした(7日)の追い切りも乗りますよ」。主戦の言葉がG1への思いを物語る。内田を背にした同馬は角馬場からポリトラックコースを軽快に1周。状態の良さを示した。

 「1週前追いでまたがった先週よりいいね。1週ごとに良くなっている。馬体は多少フックラしているが、長距離輸送もあるので少し余裕があるくらいでいいだろう」。内田の感触は大一番が近づくごとに確かなものになりつつある。ステップに選んだアネモネSは好位で流れに乗ったが、もうひと伸び足りず2着に終わった。「ペースが遅かったしゴチャつく感じもあった。無理に下げて脚でもぶつけてはいけないので馬任せに進めたら、あの位置に」。最後方待機から直線だけで2着に追い込んだ京王杯2歳Sに代表されるように、本来は長く脚を使うタイプ。「今回は脚をタメて切れる競馬をする」。大舞台では持ち味を最大限に発揮させるつもりだ。
 08年冬に開業した新進気鋭、牧師も最高の手応えだ。「いい感じで調整できている。前走で体重が増えていた(14キロ増)のは本番を意識してのもの。成長分もあるね」。今年に入って指揮官が感じているのが精神面での成長だ。「落ち着きが出て気持ちの面での切り替えがうまくなってきた」。無駄にエネルギーを使わなくなってきたということで、これはレースの運び方にもいい影響を及ぼすことは間違いない。最後に「1度、西に行った経験は大きい。自信を持って送り出せる」と牧師。阪神JFをはじめ、3戦連続で小差2着。その無念は桜の大舞台で晴らす。

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2010年4月7日のニュース