【札幌2歳S】サンディエゴシチー案外だったが…

[ 2009年9月3日 06:00 ]

 デビュー戦→クローバー賞と2連勝。重賞のここでも有力視されるサンディエゴシチーだが、札幌ダートでの最終追いはパッとしなかった。パートナーのヴィーヴァサルーテ(3歳500万)を追走するが、4角で置かれる形になり最後も大きく遅れてしまった。

 だが陣営は気にしていない。作田師は「テンションは高くなっていないね。遅れたけど、併せ馬の間にほかの馬が1頭入って、外を回した形だから」と振り返ったように、6F84秒7~1F12秒7のタイムは馬場の大外を回した時計としては悪くない。「中1週だし、息を整えられればいいよ」と話した。
 手綱を取った藤岡佑も同じ考えだ。「息だけつくった。それに、この馬は後ろから行くとあまり動かないんですよ」。調教で前の馬を追いかけようとしないのは馬の癖だという。ならば見た目で決めつけるのは危険。藤岡佑は「この追い切りで人気は落ちるかもしれませんね」と不敵な笑み。実績はこの馬が一番。笑みの裏には、目にものを見せようという意気込みがうかがえた。

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2009年9月3日のニュース