坂路開業以来初の事態も…自然のパワーには勝てん

[ 2009年7月23日 06:00 ]

22日早朝に降った大雨の影響で坂路コース(左側)が閉鎖され、コース調教のみとなった

 【東西ドキュメント 栗東21日】トレセンを豪雨が襲った。午前2時から4時の降水量は62ミリ。調教開始の5時には雨が上がっていたが、冠水により坂路、逍遥(しょうよう)馬道が閉鎖されてしまった。モニターには雨でウッドチップが流れ、ところどころえぐれた坂路の姿が…。

 現在、DWコースは改修中のために閉鎖され、朝一番のCWコースは大混雑。普段は閑散としたEコースにも、そこそこ馬がいる。仙波はダートを叩く蹄音がいつも以上に響くのを聞いた。西スタンドでは、いつもは坂路小スタンドに陣取る音無師が「坂路にいても仕方ないだろ」と苦笑い。橋口師も現れて「こういう事態だから仕方ないね」と肩をすくめた。開設当時から坂路を知る橋口師が「雪や台風はともかく、雨で閉鎖になったのは記憶にない」という通り、85年11月の坂路開設以来初めての事態となった。

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2009年7月23日のニュース