【ダービー】自信のライジンに波乱の予感

[ 2009年5月28日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=美浦27日】「うわっ…」。開門30分前の午前5時に小田が調教スタンドに着くと、すでに大勢の報道陣が集結していた。さすがはダービー。小田が熱視線を送るケイアイライジンは開門直後に坂路2本。2本目は4F53秒4~1F12秒0。パワフルな脚さばきで前を行くグラスグループ(4歳500万)に馬体を並べたところがゴール。尾形師の周囲には30人近い報道陣がドッと囲んだ。

 「シェイプアップして、いい体になった。トモ(後肢)の肉が丸々としているね」
 指揮官の笑顔がすべてを語っている。おもむろに天気の話へ…。「これから週末まで、ずっと雨みたいだね。実はこの馬、いつかダートを使ってみたいと思っていたんだ。気持ちの中では道悪はウエルカム」。小田は慌てて携帯電話で天気予報サイトを見ると、師の言う通りだった。ダービー戦線、波乱ありか。

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2009年5月28日のニュース