田中見せるミスター賞金王の腕前/競艇王CC

[ 2008年11月28日 06:00 ]

 ミスター賞金王がダブル勝負駆けに挑む。得点率13位タイの田中信一郎(35=大阪)は27日現在、賞金ランキング17位。賞金王決定戦に出場するためには、今回のチャレンジCで最低でも準優勝が必要となる。予選最終日3、4着条件をクリアし、準優進出を決めるとともに決定戦出場への望みをつなぐ。3日目を終え、今村豊と今垣光太郎の2人が得点率トップに立った。

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 ワースト機にもめげず、田中が健闘を続けている。「エンジンの素性なのかペラなのか、いいエンジンの人との差が徐々に広がっている」と最低2連対率機の限界を感じている。それでも、4戦して5着以下はなし。回り足を中心にまずまずの仕上がりで、悲観するような足ではない。3日目4Rでもしっかり2着を確保しており、得点率は準優圏内の13位タイにつけた。
 28日の4日目6、12Rは準優進出だけではなく、地元・住之江で行われる賞金王決定戦の出場権をつかむための大事なレースになる。それでも田中は「準優に乗らないと(賞金王決定戦を)考えても仕方ない。準優もクリアして、優勝戦に乗ったら意識する。まずはあした(4日目)の2走」と目の前のレースだけを見つめた。マイペースの走りで、決定戦3Vの“ミスター賞金王”が2つの勝負駆けを成功させる。
 予選突破のボーダーを6・00と推定すると、今垣、坪井、渡辺、深川、吉川の5人に当確ランプが点灯した。得点率1位タイの今村も、5、5着条件なら安全圏内と見ていいだろう。市川、岡本、松井、石川も仕上がりと枠番から、予選通過の可能性は大きい。11位の赤岩は5着条件だが、好メンバーのそろった12R一発勝負だけに気は抜けない。12~18位では鎌田、大場、作間の仕上がりが目立つ。19位以下からの逆転候補は、勝負レースを1号艇で迎えられる横西、笠原、池田の3人が筆頭。動きから川崎も目は離せない。

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2008年11月28日のニュース