【3】ブルジュはどんな女の子?お母さん編

[ 2008年7月6日 06:00 ]

 2回目も好評を得ている「Kenjoy!一口馬主」。第3回は、タイキブルジュの“お母さん”についてお届けします。

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 第2回が「お父さん編」とくれば…。はい!ご想像通り第3回のネタは「お母さん」ですね。

 タイキブルジュの母パツィエンザは、米仏2歳王者アラジと英愛2歳女王パークアピールの間に生まれた欧米の超良血馬。アイルランド産で、pazienzaという名前はイタリア語で忍耐、辛抱、我慢などの意味を表わしています。

 パツィエンザ自身は不出走でしたが、2つ上の兄が英G1ウイナーのケープクロス。その兄は種牡馬として、英愛米香の4カ国で実にG1・7勝した世界的名牝ウィジャボードを世に送りだしています。

 ということは…。タイキブルジュとウィジャボードは、人間でいうと妹の娘と兄の娘ということで“いとこ”になりますね。

 ということは…。世界を股にかける名牝となることも夢ではない!?

 ちなみにサラブレッドの血統的に彼女たちの関係を“いとこ”と呼ぶことはできません…。あしからず。まぁまぁ。何事もプラス思考でいきましょう!このコーナーの目的はエンジョイですから。

 さてさて、パツィエンザは近親も非常に優秀で、欧州スプリントG1を2勝し、安田記念でもフェアリーキングプローンの2着に好走したディクタットをはじめ、重賞ウイナーが3頭出ました。

 大樹ファームのデニアン・エミスGMは「まぎれもなく欧州のブランド血統」と話しており、この牝系のポテンシャルの高さを疑う余地はないようです。

 はたしてタイキブルジュはどちらに似るのでしょうか。いづれにせよ、アメリカ系と欧州系の配合なので、パワフルな走りが期待できますね!

 ▼タイキブルジュ 父ワイルドラッシュ 母パツィエンザ(母の父アラジ) 牝2歳 美浦・古賀慎明厩舎(予定) 生産者・北海道日高町ダーレージャパンファーム

≪最新情報≫
 6月30日に更新された大樹レーシングクラブの公式サイトによると、浦河のビクトリーホースランチに在厩。坂路で20秒ペースを乗っており、本数も2本に増加。状態が上がってきたということで、順調のようです。また、24日に浦河のBTC軽種馬育成調教場にて産地馬体検査を受検し、すんなり終えたとのこと。

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2008年7月6日のニュース