万哲 逆転満点サブジェクト/NIKKEI賞

[ 2008年7月6日 06:00 ]

スポニチ

 その昔「残念ダービー」と言われた福島名物のラジオNIKKEI賞(11R)。ただ、2年前にハンデ戦に変わり、関係者の評判が悪い。重い重量を課せられた陣営から「ハンデが…」の嘆きが今年も噴出した。前2年の優勝馬のハンデは54、52キロ。逆にトップハンデ馬は4、14着と馬券の対象外。これではG1出走馬=重ハンデ馬は敬遠してしまい、レースレベルは当然ダウンする。別定戦に戻せないものか?

 で、◎サブジェクトはトップハンデ57キロにあえて挑む気概を買った。振り返れば、皐月賞(10着)は今回出走のノットアローンと0秒2差、ダービー2着スマイルジャックとはわずか半馬身差。先週の栗東出張の折、池江郎師は「ダービー(14着)は距離的なものがあったかも。幸いG1を使ってきた疲れもなく、この距離で…」と手ぐすねを引いていた。フジキセキ産駒といえば、今春ドバイシーマクラシック(芝2400メートル)を制したサンクラシークのような例外はあるが、基本はマイル前後のスピード血統。サブジェクト自身、今回の1800メートルは新馬1着、札幌2歳S2着の好舞台。小回り向きの先行力も備えている上、乱ペースなら差しもOKの自在派。JRAハンディキャッパーも認めた“底力”で断。馬単は(10)から(6)(1)(2)(4)(11)(16)。今週も続行のプレゼント馬券は3連単が(10)の1着固定で(1)(2)(4)(6)(11)(16)へ30点。あと、馬連で(10)から(6)(1)の2点が押さえ。
 函館11R・函館スプリントSは◎キングストレイル。昨秋のスプリンターズS(4着)は致命的な大外16番+道悪をはねのけ、勝ったアストンマーチャンとはわずか0秒2差。電撃6F戦の適性は高い。馬単(8)=(6)(8)=(1)に(8)から(2)(10)(11)(13)。3連単は(8)の1着固定で(1)(2)(6)(10)(11)(13)へ30点。(小田 哲也)

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2008年7月6日のニュース