(10)レジネッタ

[ 2008年5月24日 06:00 ]

 桜の女王レジネッタは、ほかのオークス出走馬がほとんど調整を終えた午前9時前、浅見助手を背に悠然と馬場入りした。角馬場でしばらく乗って、DWコースを1周。落ち着きもあって、スムーズに折り合っていた。「いつもと変わらない感じですよ。順調に来ています」と取材陣に囲まれた浅見助手は及第点。「これでオークスの自分が乗る調教が終わったと思うとホッとしますね」と表情を緩ませる。

 桜花賞の直前調整(CWコース2周)も素晴らしく急上昇を思わせたが、今回はそれ以上の雰囲気がある。G1を制した自信、貫禄がレジネッタ自身に備わってきたようだ。
 初の長距離輸送、スタートなど気になる点はなくもないが、浅見助手は前向きだ。「カイバ食いは以前ほど心配しなくていい。ゲートは木曜に練習した時はおとなしかったですから」
 少なくとも、桜花賞馬が不安のない状態で樫の舞台に立つことは間違いない。2冠奪取のチャンスは十分だ。

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2008年5月24日のニュース