アイティ時計は◎12秒4/スプリングS

[ 2008年3月20日 06:00 ]

ウッドチップコースで丹内騎手と弾むアイティトップ

 外傷性の鼻出血で弥生賞を回避、このレースに皐月賞出走権を懸けるアイティトップは主戦の丹内が手綱を取って追い切られた。Wコースで4歳500万のアヤメを3馬身追いかける形でスタートしたが、アヤメの方が掛かり気味に飛ばしたため4コーナーでもその差は詰まらない。アヤメが直線で待つような形でスピードを落とすと、内ラチ沿いをぴったり回ったアイティが何とか追いついたが今度は勢いの違いで一気に抜き去ってしまった。ゴール前でアヤメが再び加速して馬体を並びかけ正味30メートル程度の併せ馬。最後は併入したとはいえ、見た目にはチグハグな形となってしまった。

 それでも、アイティの時計は5F65秒9、ラスト1F12秒4と優秀なもの。丹内は「理想的な追い切りではなかったが、動きは悪くなかった。前走同様いい感じで鼻出血の影響は全くない。この馬のセンスの良さを生かして何とか権利を獲りたい」とやる気満々だった。

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2008年3月20日のニュース