清水富美加、ラジオドラマ全収録終え成長実感「どんな芝居にも生きてくる」

[ 2016年6月18日 12:22 ]

収録に臨む清水富美加

 ラジオ界も制覇します―。モデルで女優の清水富美加(21)が27日スタートのABC創立65周年記念連続ラジオドラマ「ナデシコですから」(月~金曜前6・15~6・30)の全収録を終え、その手応えを語った。

 全65話で1話15分間の「ラジオの朝ドラ」は、東京のラジオ局で契約ディレクターとして働くヒロイン・岡野撫子を清水が演じる。ドラマチックな恋愛&結婚を経て大阪で新婚生活へ。だが、大企業の御曹司との結婚生活で待っていたのは苛烈な嫁姑関係だった、というあらすじだ。

 本格的なラジオドラマが初めての清水は「声だけで家の大きさや、格好いいなど、ラジオでは映像がない分、聴く人に好きに想像させられるのはすごい魅力。楽しかったです」と収録を振り返った。山村紅葉(55)、神谷明(69)、熊谷真実(56)らベテラン陣と共演して「声の圧が強ければ強いほど説得力もあるし、リアリティも感じられる。映像も想像しやすい。声に宿る意志が大事だということを勉強させてもらいました。今後、どんなお芝居にも生きてくる」と話した。自分で納得行かないシーンは作・演出のラジオ局・橋本祐子局長補佐に願い出て何度も取り直すなど、自身16時間以上の収録に妥協を許さなかった。

 清水は中学3年から女子小中学生向けファッション雑誌「ラブベリー」(徳間書店)の専属モデルに。10年にはミスマガジン2010で、ミス週刊少年マガジン賞・JOYSOUND賞・高校ラグビー賞を受賞。これまでテレビ出演は「仮面ライダーオーズ」「仮面ライダーフォーゼ」や、昨年はNHK連続テレビ小説「まれ」ではヒロインの同級生役を好演。15日に最終回を迎えた日本テレビのドラマ「世界一難しい恋」では波瑠(25)の同僚役を熱演した。映画「アバター」「劇場版・仮面ライダーオーズ」「HK/変態仮面」などにも出演。7月2日公開の映画「全員、片想い」では8話中の1つ「あさはんのゆげ」で主役の風花を演じる。

 19日の“父の日”には「お酒を飲みに誘おうかな」と好きなお酒を父と楽しむ予定だ。毎週通う大阪の街を気に入ったようで、1人でブラブラすることも。「器用貧乏だから、周りの大人を安心させられるよう安定感を出したいです」と今後の目標を語る。だが、どんな役柄もこなせて、さらに演じることを貪欲に学ぼうとする姿勢は、見ていて好感大。スタッフ、共演者ら周りを引きつける魅力タップリの21歳は、ラジオドラマ出演でまた一段、ステップアップしたことは間違いないだろう。

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