「探偵!ナイトスクープ」テコ入れ 小枝ら探偵3人降板!

[ 2013年9月6日 07:30 ]

番組とともに最長25年間探偵を務めてきた桂小枝

 関西きっての人気長寿番組「探偵!ナイトスクープ」(ABC系、金曜後11・17)の探偵が一気に3人、降板することが5日、分かった。番組を降りるのは桂小枝(58)長原成樹(49)松村邦洋(46)の3人。25年の番組の歴史の中で、これほど劇的な刷新は初めてで、関係者によると「番組の25周年にあたり新陳代謝させたい」との思惑があるようだ。3人は9月いっぱいで番組を卒業。“最終回”となる27日放送分は3人が視聴者からの依頼解決にあたるとみられる。

 関西の“お化け番組”が、番組始まって以来の大がかりなテコ入れをはかることになった。

 今回探偵を降りるのは、番組が始まった88年から探偵を務めてきた小枝に、94年から約20年間出演してきた長原、00年から新風を吹き込んできた松村の3人。

 特に小枝は探偵歴25年と番組史上、最も長く探偵を続けてきた大ベテラン。今年5月、写真週刊誌に元愛人から長年の不倫を暴露され、しかも局部にプリンを乗せた衝撃的な写真が掲載されるなど私生活を暴かれたが、同番組ではいくつものバカバカしい疑問を一気に解決する「小ネタ集」や、ガイドブックには載っていないような面白テーマパークを紹介する「パラダイス」シリーズなど、独自の路線で人気を確立してきただけに衝撃度も大きい。

 さらに長原も、同番組の“名作”として名高い「ガオ~さんが来るぞ!」や、どんな依頼でもすぐに沖縄などリゾート地に行きたがるなど個性的な探偵として人気だった。

 関係者によると、同番組では5年ほど前から世代交代をはかろうと探偵の刷新を検討してきた。常に20%近くの視聴率を誇り、同ランキングでも上位に食い込むため思い切った交代劇に二の足を踏んできたが、今年は番組がスタートして25年という節目の年を迎えるに当たり、ベテラン2人を含めて一気に3人が交代することになったようだ。

 同番組は最近、随時新探偵が加入するスタイルだったため、探偵の“卒業”は09年4月に芸能活動の無期限謹慎となった北野誠(54)以来、約4年半ぶり。劇的な新陳代謝が番組のカンフル剤となるか、注目を集めそうだ。

 ◆探偵!ナイトスクープ 1988年(昭63)3月5日にスタートした情報バラエティー。視聴者からの疑問や依頼に“探偵”と称するタレントが問題解決に挑む。番組スタート当初は上岡龍太郎氏が局長だったが、上岡氏の芸能界引退にともない01年から現局長の西田敏行に引き継がれた。

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