亡き父にささげる激走 琢磨インディ日本人初PP

[ 2011年6月26日 06:00 ]

日本人初のポールポジションを獲得した佐藤琢磨

 米インディカー・シリーズ第8戦の公式予選が24日、アイオワ州のアイオワ・スピードウエー(1周1・438キロ)で行われ、参戦2年目の佐藤琢磨(34)が日本人初のPPを獲得した。これまでの日本人最高は04年に松浦孝亮が記録した2番手。90年にヒロ松下が同シリーズに参戦してから22年目での偉業達成だ。

 15日に亡くなった父・和利さん(享年62)の告別式に参列してから23日に米国入り。亡き父にささげる激走で「うれしい。日本のモータースポーツ界にとっても貢献できたのかな」と飛びっきりの笑顔を見せた。

 08年途中まで参戦したF1では2番手が最高で、米国最高峰のレースで日本人最高グリッドを獲得した。同スピードウエーは08年に武藤英紀が日本人最高の2位に入ったコース。「レースを続けることが父の遺志」という佐藤が歴史を塗り替える可能性が出てきた。

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