2月新車販売は14・3%減…6カ月連続で前年割れ

[ 2011年3月1日 18:16 ]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した2月の国内新車販売台数(軽自動車を除く登録車)は、前年同月比14・3%減の25万2634台で、6カ月連続で前年実績を下回った。下落幅は縮小傾向にあるが、政府のエコカー補助金終了後の反動減や、景気の先行き不安を受けた消費者の買い控えが続いた。

 自販連は「販売が底を打ったかどうかは、3月の状況が判明した段階で判断できる」と慎重な見方をしている。

 全国軽自動車協会連合会が同日発表した2月の軽自動車の新車販売台数は、9・0%減の14万8658台と5カ月連続のマイナスだった。

 登録車と軽自動車を合わせた2010年4月から11年2月までの販売台数は約416万台で、10年度の年間を通じても09年度実績の約488万台を上回るのは難しい情勢となっている。

 軽自動車を除く車種別では、乗用車が16・2%減の22万6691台、貨物車は8・1%増の2万4853台だった。ブランド別では、トヨタ自動車のトヨタブランドが21・3%減。三菱自動車やホンダも減少率が大きかったが、レクサスブランドは3・0%増だった。

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2011年3月1日のニュース