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【ボクシング】WBOAP王者・中川健太「勝ちに徹する」 大橋哲朗「思いは一番」穴口さんの思い背負う

[ 2024年4月5日 20:31 ]

前日計量をパスした中川(左)と大橋
Photo By スポニチ

 【プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 中川 健太(三迫)《12回戦》大橋 哲朗(真正) 2024年4月6日 東京・後楽園ホール】

 プロボクシングWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が5日、都内で行われ、王者・中川健太(38=三迫)と同級3位・大橋哲朗(25=真正)はともにリミットの52・1キロでクリアした。

 両者は21年にフィリピン合宿でともに汗を流した間柄。王者・中川は「スピードがあってディフェンスもうまい。中々捕まえるのが難しい」と大橋を警戒しながら「焦らず、横着せずに丁寧に攻めること。倒そうとすると負けのパターンになるので、勝ちに徹する」と淡々と話した。

 WBO世界同級2位に入るなど、世界主要4団体全てで一桁ランクインする中川。「毎回そうだがいよいよ負けられない。気負わず勝ちに徹して普通に防衛します」と静かに意気込んだ。

 挑戦者の大橋は「正直やるとは思わなかった」と顔見知りの中川との対戦に本音を漏らしながらも「やることはやってきた。今回の試合に懸ける思いは今までで一番」と闘志を燃やした。

 この日は、昨年12月のタイトルマッチ後に緊急開頭手術を受け、先月2日に亡くなった同門の穴口一輝さんのジャージを上下にまとい出席。「葬儀でもさみしかったが、頑張れと言葉を贈られた気がした。彼の思いも背負って戦う」と決意をのべ「大先輩として敬意を払いながら正面から戦っていきたい」と中川撃破へ意気込んだ。

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