【ボクシング】寺地拳四朗 年内4団体統一のち来年フライ級転級プラン 次戦白紙も「どの方向にいっても」
プロボクシングWBA&WBC世界ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(32=BMB)が5日、都内のWOWOW辰巳放送センターで収録に臨んだ。
「エキサイトマッチSP『寺地拳四朗vsカニサレス』『那須川天心vsロブレス』」(4月8日午後9時WOWOWライブ&オンデマンド)のスペシャルゲストとして1月23日のカルロス・カニサレス戦を解説。ダウンの応酬となった激闘に「見ていて面白い試合。満足感はあった」と振り返りながらも「みんなに打たれんといて、と言われる気持ちが分かった」と苦笑いを浮かべた。
同一戦では以前から痛めていた右拳の状態が悪化し、防衛成功2日後には右伸筋腱脱臼(ボクサーズナックル)の手術を受けた。「がっつりパンチを打てるのは5月くらいかな」と現在はガードやクリンチワーク、左ジャブを中心とした「初心者に戻ったくらいの練習」を連日続けていることを明かし、「次(の試合)までには期間もあるので、だいぶ体になじむと思う。新しい姿を見せられると思うので楽しみ」とさらなる飛躍を誓った。
拳の回復具合から次戦は「6月くらいを目指していたが、さすがに無理があった。それ以上先にはなりそう」と夏ごろを想定。一方でWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(32=プエルトリコ)とIBF世界同級王者シベナティ・ノンティンガ(25=南アフリカ)による王座統一戦が6月に開催される見込み。2団体統一王者となった勝者に勝てば一気に4本のベルトWを集められるだけに「次戦が普通の防衛戦なら(フライ級に)上げる予定だったが、4団体が懸かるなら(ライトフライ級に)残る価値はある」と同階級でチャンスをうかがう構え。
年内の4団体統一を成し遂げてから、来年のフライ級転級構想も明かし「どの方向にいっても面白くなる」と話した。
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