「シャッフルアイランド」出演のイケメンボクサー木村吉光　8カ月ぶり再起戦でTKO勝利

再起戦でTKO勝利し笑顔の木村（左）と野木トレーナー
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　プロボクシング「Life　Time　Boxing　Fights16」スーパーフェザー級8回戦が24日、東京・後楽園ホールで行われ、前WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光（27＝志成）がジャスティン・テソロ（フィリピン）を5回2分36秒TKOで下し、約8カ月ぶりの再起戦を白星で飾った。

　2回に相手の左フックを受け足がぐらつくピンチもあったが、距離感を修正して反撃に出た5回、左ボディーでダウンを奪うと、再開後はコーナーで左右の強打をボディーに浴びせレフェリーが試合を終わらせた。「距離感をつかむのに時間がかかった。ヒヤヒヤさせてすみません」とおどけながらながら「今回の試合は久しぶりに楽しめた。反省点は多いが、試合の中で修正できたことはよかった」と白い歯を見せた。

　1月のWBOアジア・パシフィックタイトルマッチで力石政法（29＝緑）に5回KO負け。「あのときは自分に精いっぱいだった」と試合後は競技引退も真剣に考えた。ただ敗戦直後に、担当する野木丈司トレーナーから「これでやめるつもりじゃないだろうな」と言葉をかけられ約2カ月の休養を経て現役続行を決断した。

　23日に27歳の誕生日を迎えた木村は「計量が終わって試合まで一人で過ごすのはかわいそうだと思った」と野木トレーナーから好物のチョコレートケーキで祝福を受けた。同氏は「ヒヤヒヤさせたのは余計だったが、ガードの修正もできていたし、思考も大人になってきたかな」と愛弟子の成長を喜んだ。

　ABEMAの人気オリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド』シリーズに出演中のイケメンボクサー。試合後の控え室では観戦に訪れた共演者から祝福され「めっちゃうれしいです。試合中みんなの声も聞こえていたし、いい誕生日を迎えられました」と笑顔。

　1月に破れた力石へのリベンジも誓った木村は「目標は井岡さんのガードと井上尚弥さんの距離感。世界を目指すには、それを1ラウンドからできないといけない。そこを1から修正します」と気を引き締めていた。