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寺地拳四朗が具志堅用高氏とトークで初共演「意外と共通点が」 井上尚弥の強さも改めて分析

[ 2024年5月18日 16:09 ]

トークショーで共演した寺地拳四朗(右)と具志堅用高氏
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA&WBC統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)が18日、東京都墨田区のひがしんアリーナで開かれてイベント「すみだボクシング祭り2024」に参加。世界王座13連続防衛の日本記録を持つ元WBA世界同級王者・具志堅用高氏とトークショーを行った。

 寺地は「バラエティーの人というイメージ」という具志堅氏とは初の共演。同じライトフライ級で具志堅氏の防衛記録更新を期待されていたが、21年9月に矢吹正道(緑)に敗れ、連続防衛は8でストップしていた。「改めて13回防衛は凄いと思った」と感心し、防衛中のメンタル面について質問。具志堅氏は「家族のことを思い出していた。(故郷の)石垣島に絶対デカい家を建てようと頑張った」と明かした。具志堅氏がボクシングを始めたきっかけが生活のためと聞き、自身も好きで始めたわけではなかった寺地は「意外と共通点がありました」とニッコリ。「13回は無理ですけど、具志堅さんに負けないぐらい強くなりたいと思った」と話した。

 今年1月に2団体統一王座の防衛成功後に右拳を手術。「まだミットを軽く打っている。100%では打ててない」状態で、次戦は秋以降を希望している。フライ級転向も選択肢に入れながらIBF王者ノンティンガ(南アフリカ)、WBO王者ゴンサレス(プエルトリコ)との統一戦を希望しており、「どっちが来てもいい」と話した。現在は1月の試合でダウンした反省を生かしてディフェンスやクリンチの練習にも重点を置いており、「次の試合で見られる可能性がある」と予告した。

 今月6日に東京ドームで行われた4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)の試合は現地観戦。「凄く面白い試合。結果的には余裕で勝った」と感想を口にした上で、「どのバランスでも強いパンチが打てる。足がしっかりしていて、いつでも100%で打てる」と井上の強さを改めて分析。「僕も真似したい」と練習でチャレンジしていることも明かした。

 アマ時代からのライバルで、プロでも王座統一戦で対戦した元2階級制覇王者・京口絋人(ワタナベ)が11日にノンタイトル戦で敗れて引退も示唆した。自身も矢吹戦後は引退を考えたとあり、「負けは悔しいですけど、やりたくなると思う。頑張ってほしい」とエールを送った。

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