大会主催の伊藤雅雪代表 引退示唆の京口紘人に言及「進退は本人次第、どちらにいっても応援したい」
「トレジャーボクシングプロモーション」の代表で元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)が18日、X(旧ツイッター)を更新。11日に、IBF同級10位ビンス・パラス(25=フィリピン)に判定0-3で敗れた韓国・仁川パラダイスシティでフライ級10回戦で、元世界2階級制覇王者でWBA世界フライ級2位の京口紘人(30=ワタナベ)の去就について言及した。
対戦相手のパラスとは18年5月にIBF世界ミニマム級王者時代に対戦した京口。ダウンを奪われながらも大差の判定勝ちを収めた。6年ぶりの再戦となったこの一戦は、京口が優勢に試合を進めているように見えたが、判定は97―93が2人、96―94が1人の0―3で敗れた。
京口は試合後に信じられない表情を見せてリングから降りた。試合後に自身のSNSで「判定で負けました は?ふざけんな」と判定結果に不満を示すような投稿。自身のYouTubeチャンネルでは現役引退を示唆するコメントも残していた。
大会主催の代表を務める伊藤氏は、京口VSパラスのジャッジペーパーを大会後に自身のSNSで公開。12日には公式YouTubeチャンネルを更新し、試合について検証する方針を示した。一方で、八百長を疑う声やジャッジ批判の声も一蹴した。
伊藤氏は最新のX投稿で「5月11日に韓国あるパラダイスシティにて行われたTreasure Boxing Promotion 6でのたくさんの方々の応援や観戦、本当にありがとうございました。メインの判定では見て頂いた多くの人が審議を問う判定になり、それに対する僕のリアクションも責任者として不快に思われた方々には申し訳なく思います。今後より公正で、公平な環境や状況のイベントをしていけるようプロモーターとしてもっと努力していきたいと思います」と謝罪した上で、「結果として今回はビンスが色々含めて、勝者だったということ。試合というのは1発勝負だから色々な事が起きます」とした。
また、引退を示唆する発言をした京口について「京口がまた立ち上がるなら、僕は全力でサポートしたいと思います。ただ進退は本人次第だから、どちらにいっても応援したいと思います」と京口の判断を尊重する考え。
「パラダイスシティの皆様、スポンサーの皆様、観戦してくださった皆様、U-NEXTで視聴してくださった皆様、応援本当にありがとうございました!!!」と結んだ。
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