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「テキサス・ブロンコ」テリー・ファンクさん死去 79歳 日本でアイドル的人気を誇ったプロレスラー

[ 2023年8月24日 13:07 ]

テリー・ファンク氏(2015年撮影)

 米プロレス団体「WWE」は、元NWA世界ヘビー級王者で、WWE殿堂入りも果たしたテリー・ファンク氏が死去したことを公式サイトで発表した。79歳。死因や亡くなった日時などは明らかになっていない。

 同氏は1944年生まれ。往年の名レスラー、ドリー・ファンク・シニア氏を父に持ち、4歳年上の兄・ドリー・ファンク・ジュニアとともに子供の時から英才教育を受けた。デビューは21歳。1970年、日本プロレス参戦のため、初来日した。

 1975年に当時、世界最高峰と呼ばれたNWA世界ヘビー級タイトルを戴冠。兄・ドリーに続く兄弟王者は、史上初の快挙だった。

 テリー氏の人気が爆発したのは、全日本プロレスに参戦した1977年の世界オープンタッグ選手権。「史上最凶悪コンビ」と呼ばれたアブドーラ・ザ・ブッチャー、ザ・シーク組にフォークで腕を刺されながら、全力で立ち向かう姿が観客の胸を打ち、一躍トップレスラーに。膝のケガのため、引退を決意した1983年夏の「引退サーキット」では、全国にフィーバーを巻き起こした。

 翌1984年に復帰した後も、全日本ではベビーフェース、FMWでは、ヒールとして活躍。2009年にWWE殿堂入りを果たした。

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